レーザ変位センサが測定できる項目とは?

レーザ変位センサが測定できる項目とは?
レーザ変位センサを使用すると、さまざまな項目を測定できます。
厚みや幅を測る場合には一般的に2台使用しますが、片側の位置が決定していれば1台でも可能です。
高さを測る際は対象物の上面位置を検出します。
しかし底面の位置が決まっていない場合には、2台使用して測定値の差で測る方法もあります。
対象物の3点を検出して値を演算させれば反りが計測できますし、2点を測りその値の差で段差を計測することも可能です。
さらに傾きや平行度、あるいは円筒状の対象物の外径や内径も測れます。
ギャップや隙間を測る際には、透過型変位センサを使用する方法と、ドグを仲立ちとして接触式あるいは渦電流で間接的に測る方法があります。
いずれの方法を選ぶかは取り付ける場所や精度を考慮に入れて選びましょう。
それ以外にもエッジやストローク量、位置や振動、浮きや巻き取り残量の検出もできます。
測りたい項目によって最適な変位センサが異なるため、最適なセンサを選定することが重要です。
ストロークによる変位センサの使い分けについて
最近ではいろいろなものの計測が、電子的に行われるようになってきています。
これはコンピューターなどの発達により、様々なことが自動化されてきたからです。
自動化の際には多くの場合コンピュータを利用します。
そのようなことから、計測の際にはコンピューターを使用することを前提としたものが多くなってきています。
いろいろなものの変位の様子を調べるものを変位センサーと言いますが、このようなセンサーにおいても後段のデータ処理においてはコンピューターが利用されることになってきます。
このような変位センサーには様々なタイプのものがあります。
様々な原理を用いて色々な物の変位を調べることになります。
このようなセンサーをどのように使い分けるかということについては、主に位置変化がどのくらいのストロークを持っているかということで決まります。
一般的に、ストロークの大きいものについては光学的なセンサーを用いられますし、小さいものであれば渦電流の発生を利用するものがあります。